◎連日ニュースや新聞を賑わす前代未聞の事件
神奈川県の行政文書などが保存されたHDD(ハードディスクドライブ)がオークションなどで転売されたというニュースがここ数日報道されています。
パソコンの回収、買取り、処分やデータ消去を扱う企業としては黙っていられないのでブログとして書いておくことにしました。
ことの経緯は、HDDをヤフオクで購入しデータ復元ソフトを使って復元したところ、神奈川県の重要情報や個人情報などの機密情報がデータとして残っていたということでした。
神奈川県は、リース契約で県のサーバーとして使用していましたが、契約満了に伴って内部のデータを消去し返却。更に委託業者にHDDの破壊を委託しました。
データ消去前のHDDを盗んでオークションサイトに出品していた事実や、2016年2月以降に3,904個ものハードデイスクのような記憶領域(それ以外に総計7,844個)が落札されていた事実が報道されています。
◎なぜこのような事件が起きたのか?
パソコンやHDDなどのデータ消去について解説してみます。
パソコンデータ消去は、『ソフトで初期化』『リカバリーCDを使い、工場出荷状態に戻す』などの操作を行えば、一見消去されたように見えます。
Windows等のOSのもとで、ファイル管理情報が変更されデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本来のデータは記録媒体上にはまだ残っています。
そのため、特殊な装置やデータ復元ソフトを使えば読み取ることが可能の場合があります。
今回の事件で県が行った『データ消去』とはこういうことだと思われます。
ですから県は、委託業者にHDDを返却し、破壊を依頼したのです。いわゆる『物理的な破壊』です。
物理的内破壊を依頼された時、破壊後の証明となる『写真』や『破壊証明書』などを発行することも有りますが、今回のケースでは証明書は発行しないことになっていたようです。
◎荒木商会の『電気的強磁気破壊方式』と『物理的破壊方式』
荒木商会がデータの消去を行う場合、『電気的強磁気破壊方式』と『物理的破壊方式』の2つの方法があります。
『電気的強磁気破壊方式』で、データを完全消去
大量のデータも短時間で処理できます。消去したデータは、復元することができません。
電気的強磁気破壊方式のため、パソコン・ハードディスクの目視確認ができません。
※消去作業完了後、『磁気破壊完了証明書』『報告書』を発行します。
『物理的破壊方式』で、見た目にも安心
強い圧力と穿孔で、データ層を破壊します。
目視確認が必要な方は、電気的強磁気破壊方式+物理破壊方式をおすすめします。
◎お客様立会いの元、目の前でデータ消去します!
デスクトップ型パソコン、ノート型パソコン、サーバーに使用されているハードディスクやオープンリールなどのデータを、完全に消去します。
消去ソフトのないDAT、DLT、CMT、オープンリールなどのデータを完全に削除します。高い処理能力で作業時間も早いため、大量のデータを消去するのに最適です。
データ削除後のパソコンは現在、処分費無料で引き取りしております。
お客様の事業所でデータ消去を行う出張サービスや、持ち込みや送っていただいて弊社のセンターで行うサービスどちらも承ります。一番信用していただける方法は、出張してお客様立会いの元、目の前でデータ消去を行う方法だと思います。
最後になりますが、荒木商会では『はたらくよろこび』にて、HDDを手解体してすべてマテリアルリサイクルしています。データの消去ももちろん大事ですが、再利用することで不要な廃棄物を出さないということも大事です。
詳しくはお問合せ下さい。
0766-28-9333
有限会社 荒木商会